初恋の話

夕食の時、どちらが言いだしっぺか判らなかったけれど、話題が、初恋になった。お向かいのMさんは、興が乗ると、よく喋ります。楽しい話が大好きとか・・・
私はどちらかと言うと、話しかけられないと、話さない。   漫才ならボケと、ツッコミかな?
可笑しなことを話しかけるので、可笑しく答えると、それが面白いと、話はだんだん広がります。
上手く誘導されて!??家庭内情まで!??知られてしまう。
私が、入所してから楽しくなったと言われる。 それは、有難い事ですけれど、 いささか、聴きつかれることもあります。
 
で、とっくに忘れていた、青春!??を思い出しました。 お隣の方も、加わって、ヒソヒソ、ニヤニヤ、(この食堂は、とても、響きがいいので・・・)食堂は7じまで、 エレベーターから、廊下まで続いた漫才は、「明日までに、よく思い出しておきなさいよ」で、お別れ、いたずらっ子のような顔をしたMさんは、本当に面白い方です。
 
戦争の真っ只中で、若い頃の楽しい思い出は、少ないけれど、思いもかけず、走馬灯のように昔を思い出しました。  あんなこと、こんなこと、  でも、もう、皆、いなくなりました。
 
風になって、見守ってくれているかも知れませんね。