猫騒動。

何時頃からか忘れたけれど、雨が降ると、黒い野良猫親子連れが3匹、植木鉢置きの台の下に、雨宿りにやってくる。気がついた時は、小降りになるのを待って、追いやる。       どうも、猫は、相性が悪く、好きになれない。野良ちゃんに居着かれても困る。私の態度を見れば、嫌われているの、解りそうなものなのに、度々やって来ては、追い出されている・・・
 
晴天続きで、暫くご無沙汰だったのに・・・8日(金曜)クーラーの水を捨てる為、庭に出た。雨でもないのに、黒チャン1匹、じっと私を見ている。ゾク!!「しっ」追ったけれど動かない、子猫の一匹らしい。暫く見ないうちに大きく育ってはいるけれど、やせ細って哀れ、かわいそうだけれど、無理に追い立てた。なんと、戸袋の中に逃げ込んでしまった。
戸袋は、レールの間隔だけ、突き抜けに開いてはいる。でもそこから、逃げた気配は無い。
 
さあ、それから、今日まで、寝ても覚めても・・は、大げさだけれど、あの中で、死んでいたらどうしょう。とに角、弱りきった姿だった。誰に見てもらをうか?無常に追いやった、後悔もあって、悩みに悩む!!?
 
午前中、置き薬屋さんが見えた、チャンス。お薬調べて、支払済ませて、雑談も済ませて!!?さて・・・「あのー済みませんけれど、これこれ、しかじか、戸袋見てくださらない?」気軽に庭に出て、硬い開き戸をあけた。あちら側からも・・・
去年塗り替えて、我が家では、一番新品の、白い雨戸が何枚か、立てかけた姿!!?だけ。恐る恐る想像していた、黒猫チャンの屍は無かった。「フー」大きな溜め息と安堵。「何もいませんよ、よかったですね」彼もにこにこ。心配は一気に吹っ飛んだ。
 
言い訳になりますけれど、もし、戸袋から出てきたら、と、煮魚の骨を取って、外に置いておいたけれど、朝まで干からびて残っていた。猫、やっぱり素早いなー。とんだ、思い過ごしをした、気の小さな、お年より・・・
一件落着の物語です。  ヲ、ワ、リ。