施設めぐり。

幸子さんの、入所する施設を探す為、3ヶ所の施設を廻った。これは身内の方の問題で、私が出向く事ではないのに、昨日小川さんから、「参考になるかもしれないから見学したら・・・」と誘われて、ご一緒した。最初は、尼寺という場所にある、しょうぶの里だか園だか忘れたけれど、築1・5年。淡い色の綺麗な建物。設備も便利に出来ている、「3食昼寝付き、お掃除も無し、室温も一定、こんな所に棲みたいですね」雪子お姉さんと話し合う。
 
次ぎは社会保険病院の別棟にある施設、ここでも、寝室、浴室、食堂、リハリビの部屋、皆案内してくださる。
 
最後はヘルスケアー水ヶ江。ここはもう飽きるほどお馴染み。、顔見知りの職員さんが懐かしそうに挨拶する方、怪訝そうな顔の方。其の度に、これこれしかじか・・・。    小川さんが、時間切れで、帰られたので、この時は、私も役に立つ。
  
どの施設でも、介護のランクと本人の収入、入る部屋によって、出費が違う。昨年10月から、制度が変わって、大分高く付くようだ。
どの施設も満員で、半年から、1年待ちといわれた。一生そこにいられるわけではない。良くなれば、出なくてはならないし、自立出来なければ、又何処かの施設を探さなければならない。
人事ではない辛い人生だ。認知症になって、感情が鈍くなった方が、幸せ。
これは、お父さんが入所していた頃、思った事。
用事を済ませた、小川さんが、又わざわざ迎えに来て、送って下さった。今の時代珍しい程親切な方だ。何時でも、場所も探し当てて、連れて行って下さる。森さんも私も今までそんなに親しくお付きあいしていたわけでも無いのに、有難いと、感謝するばかりだ。 
 
考えても仕方ない事。大なり小なり、誰でもが通る道。
元気な内に楽しんでおきましょう。