英子ちゃんから、電話。

夕方5時ごろ電話のベル、未だにベルが鳴ると、不安がよぎる。もう5ヶ月以上になるのに、中々抜けきれないものだ。年を取ると、頭の転換も鈍くなるようだ。
 
「もしもし金原英子です」「ああ英子ちゃん?」60年以上逢ってない、従妹。「ご主人が、お亡くなりになったと聴いてお電話しました」文通もないし、まだ、元気だった母と上京したときも、その次の時も、ご法事だったのに、出席していなかった、一番遠い存在の!!従妹だったけれど、今日の話し振りは、まるで、度々会っているみたいな感じ。一応のお悔やみの後、是非、逢いたいから出てくるように云われた。報せたのは、桂子ちゃんだ。「私は電話魔」と、自分で云っていた。この前も、お悔やみの電話が、近況に、変わって、1時間近く話した。矢張り、上京して、従兄妹会をしましょうという、お誘い。
英子ちゃんも、N響の会員で、先月18日も、聴きに行っていたと、話していた。焼き物が好きだから、陶器市に行きたいとも話していた。
夫が、亡くなった事は、従兄妹にも、叔母達にも報せ無かった。あの時は、もう、疲れに疲れて、息子任せ、遠く離れている親戚に報せる気にもならなかった。
喪中の葉書で、皆、驚いたみたい。   それで、今ごろ、お悔やみの、手紙をぼつぼつ頂いている。来るように、と、それぞれ誘ってくれる。体力しだいだな。
歩いて、身体を鍛えないとね。