お見舞い。

1時過ぎ小川さんが、車で迎えに来て下さる。頂き物のゼリーを持って、幸子さんの処に、伺う、
裏口からそっと開ける。「驚くかな」「怒るかしら」二人で、いたずらっぽく、ニヤリ。(以前おもてなしや、話をするのが嫌だから、来て欲しくない、と、云われたので遠慮していた。)
どんなにしているか、気になるから、予告なしで、今日行くことになった。案の定、吃驚した顔でのろのろ、寝室から出てこられた。「こんにちわ、驚いた?幽霊ではありませんよ」二人でさっさと、上がりこむ。「気を使わないでね、どんなにしていらっしやるか、様子を、見に来ただけですから」と、云っても、やれ、スリッパだ、お茶だと、気を使う、小川さんが、さっさと、世話を、焼いてくださった。服装もきちんとして、髪も綺麗に、天然パーマ、電話で愚痴るほど、やつれてもいないし、少し、安心。食欲が無いのが困る。書き方が解らないと云う、書類も、小川さんのアドバイスで、片付いて、長居も悪いと思って、しっれいする。何度も、手を、握ってと、握手をしたけれど、以前はそんなこと、好きでない人だったのに、気が弱くなると、変わるものだ。
 
夜、又、電話、泣きたいほど、嬉しかった由、お伺いしてよかった。
 
「ところで、今日の貴方のペンダント、素敵だったわね、グリーンのセーターも・・・」だって
そういえば、私の服装、ちらちら、見ていたっけ、人の服装に、関心があるのなら、まだまだ、大丈夫でしょう・・・と、思う。