戻り風。

夕方から、一層ひどくなると云う、テレビの放送で、他の地区の惨状を見ながら、お濠の水が溢れて、家に入ってきたらどうしょう・・・なんて考えていたけれど、3時ごろ急に静かになって、雨も風も静まったようだ。お玄関から、そっと外を覗くと、雨は小止み、風も殆どなかった。大きな台風と、云っていたけれど、このあたりは大した被害も無く、ああよかったと、思ったけれど、我が家のシンボル!!の一つ、白い木蓮が半倒れ、屋根に支えられて、なんとか、立っている。困った事だけれど、私の手に負えることではない。誰かの助けを待たないと・・・
  
今朝、雨の中、配達された、嫁が送ってくれた、山梨の葡萄を、新鮮なうちにと思って、日頃、お世話になっている、青山さん、松尾さんに持って行った、「台風の目に入ったのでしょうね、大した被害も無くよかったですね」話し合って帰ってきたのに、これで一安心と思っていたのに。
次男の嫁から、安否!!の電話、大したこと無かったと、色々、笑いながら、お喋りしたのに。 
 
9時頃、がたがたとガラスが震え、ばたばたと雨戸が音を出し始めた。ひどい風だ。今11時、ヒューヒューと、風が鳴る、嬉しくない、交響楽は何時までつずくのかな。台風圏を抜け出すまでは、注意して下さい、と、放送していたっけ。雨の音は聞こえないけれど、これが戻り風、というのだろう、今までも経験した事はあると思うけれど、あまり、感じたこと無かったのに・・・
日記を打っている間も、北に北に進む、台風の状況を伝えている。天災は恐い、科学がこんなに進んでいても、こればかりは、どうにもならないものなのかしら?
 
虫が、チロチロ鳴いている、虫さん達は、この風、こわく、ないのかな。