新しい仏様

夕方お玄関を少し掃除をして、水撒きをしてから、盆提灯に明かりを入れる。連玉とか云うおロウソクと、渦巻き線香に火をともして、一応仏様のお迎えの準備が済んだ。浄土真宗は、簡単で有難い。母も何時もそんなに言っていた、禅宗はお祭りがとても大変なようだ。
「新しい仏様だけで、お仏壇の仏様はどんなにお祭りしたらいいのでしょうか?」「そのままでいいですよ」と和尚さん、「何もお祭りしなくていいのですか?」「ええ」この前いらしたとき、お伺いした時のお返事。古い!!仏様も、お盆には、お帰りになるのに・・・おかしいの・・・そういうのがよく解らない。古い仏様、お仏壇に沢山いらっしやるのに、折角帰っていらしたのに、怒られてしまうかな?なんて子供みたいな事を考えながら、ほうずきを入れたお花を両脇に飾って、おロウソクを灯した、お菓子も供えて、今年はこれで、お許しを願う事にする。これは、心の問題で、あまり気にすることではないとは、思うけれど、ご先祖様をお祭りしているのは、我が家なので、気にはなる。
インターネットを開ける時間の頃必ず、定期電話が入る、30分はかかる、同じ事ばかり・・・淋しいと言う「一人は誰でも淋しいの。貴方一人ではない。そういうかた沢山いるでしょ」つい、きつい調子になる、ハウスヘルパーさんというのか?お手伝いの人も、週3回も来て、掃除、洗濯、買物、から、ベッドのシーツまで換えて下さるとか、羨ましい限りだ、それで、まだ文句を云うの、と、いいたい。こちらの方が、ヘルプ、ヘルプ、だ。
安全というけれど、万一を思って、連玉ロウソクも、お提灯の明かりも消して、電気だけにする、お花のために、クーラーも30で点けておくことにして、新しい仏様、お休みなさい。