今日の出来事、そして花火。

安西さん、草場さん、そして八百屋さんで買物と、午前中すませて、午後はゆっくり、と、思ってお昼寝の最中に電話、幸子さんの声、今日は早いな何かしら、「今、メモリードにいます、定良さん亡くなりました」耳を疑う。一昨日お見舞に行った時、思ったよりお元気だったのに、どういうことだろう。明日は35日和尚さんがいらっしやる。告別式には行けない。今晩お通夜に行く事にして、電話を切った。夫の忌明けが済んでから、お見舞いに行く予定だったのに・・・こう云うのを虫の知らせと、いうのだろうか。まるでお別れに行ったみたい、「幸子の事よろしく頼みます」とかいくらいくらの預金と定期があるからとか、他人の私に話す事ではない事まで、話された。一人になる幸子さんの事を、とても心配していらした。急な事でお通夜はささやかに終わった。帰ってからも、不幸の続く事がわびしく、夕食も食べる気がしない。でも考えてみれば二人共男の平均年齢過ぎだし、長い闘病生活の末、苦しみもなく、逝かれたのだから、良しと、しなければ・・・
落ち込んでいる所に、花火の上がる、大きな音、お玄関のチャイムがなる「花火見ませんか?」青山さんの奥様の、明るい声。救われたように、外に出た。お堀端の一番綺麗に見えるところに行く。ご主人、真紀ちゃんも、其の場所にいらした。花火見るの何年振りかしら、県庁の建物と、楠の木の間から上がる花火は、一瞬の芸術。最後まで見て、余韻を目の中に残して、家に入る。お陰様で、ユーツの気分も、吹き飛んだ。有難かった。楽しい事はいい事だ・・・。