日蝕

事務所のチャイムで、10時前、お玄関のポーチに出てみた。 職員さん始め数人の方が、それぞれ、手製らしき物を持ってあつまっていらした。でも、じかに太陽を見る事が出来そうな道具は見当たりません。
Nさんが、家から持っていらしたという組み立て写真機の茶色いガラス、これはお日様を見ても大丈夫とのことで、度々おかりして、欠けてゆく太陽を、見ました。皆でかわりがわりガラスで見たり。鏡に反射させ、黒い紙に写したり、色々工夫した物で、日の欠けていくのを楽しみました。「我々は、これが最後、皆さん、お念仏でも唱えましょう」と、冗談まじりに言われる方もあって、   26年後。冗談でなくホンとだなー。です。  薄暗く、といっても、この場所では、三日月眉毛型が最後、
後は食堂の、大きなテレビで見ました。鮮明でも、矢張り頭に残ったのは、茶色のガラスを通した見た実像!?
 
コロナ、ダイヤモンドリングはテレビで・・・自然の不思議さ、神秘さをこの年になってしみじみ感じる事が出来たのは、それだけ気持ちに余裕が出来たから!??  。でしょうか