お見舞い

お母様の夕食を食べさせる為、病院にいくと電話があったので、時間を打ち合わせて、お見舞いに行った。
何となく懐かしい思いで病院に入る、診療時間も過ぎていたので、「知った看護師さんいるかな)少し期待したけれど、誰にも逢わなかった。        夫が、入退院を繰り返していた時から、もう5年近くなるだろうか…
 
Oさんの、お母様は、手助け無く、しっかりと、一人でご飯を、食べていらした。
きょとんとした顔で、眺めていらしたけれど、私のことは、何となく覚えていらしたように、頭を下げられた。「今日から、一人で、椅子に腰掛けて、食べているのですよ」と、Oさん。
先客に、教会のお友達、暫くして、牧師さんも、お見舞いにいらした。Oさんも、ご両親も、クリスチャン。
 
怪我をされた時の様子を話されたけれど、ひっくり返った原因は、ご本人も解らないらしい、96歳のご高齢だし、足も弱って、言語も、大分不自由とのこと、割れたガラスが、細かく衣類に刺さって、使い物にならなく、捨てましたとも、話された。考えても、ゾットする、手にもあちこち、傷があったけれど…
「ガラス戸が、クッションになって、かえって、良かったのではないかしら」と、お友達の方が言はれた。Oさんのお宅は、床が高い、庭に、転げ落ちたらもっと大変と、言う事でしょう。
 
母が、お玄関に転げ落ちて、この病院で、手術をして頂いて事を、思い出した。夫も其の前年、同じような事でもお世話になっている。嬉しい事ではないのだけれど、随分と、ご縁のある病院です。
 
願わくは、私は、お世話にならないで済む様に、祈ります??
 
帰りの、廊下で、「見たことありますね」と、看護師さんに言われた。覚えていたらしい。
「その節は、お世話になりました」と、ご挨拶したけれど、私は、覚えておりませんでした。どうも、失礼致しました。