悲しい報せ

一休みと思っていた矢先に電話のベル。隣組のKさん、とても遠慮深そうな声で「主人が亡くなりました」
「え?」耳を疑った。「どうして?」思はず、おかしな質問。先日お会いしたときも、ご主人がご病気という話はなさらなかった。    色々話されたけれど、私は気が動転して詳しく覚えていない。
2.3年前退職されて悠々自適。奥さんと庭のお花作りと、ゴルフを楽しんでいらしたようだ。(Kさんのお庭の花壇は近所でも評判のよく手入れされた美しい処)
 
昨年暮れに救急車で、入院された事も初めて知った。先日亡くなられて、11日葬儀も済みましたと、話された。遺言で身内だけの告別式をされた由。     「随分考えましたけれど、隣組にはおしらせしないとと思ってお電話しました」と、仰った。まだそんなお年ではないのに、お気の毒な事。お慰めの言葉もない。
皆それぞれ用事で、誰も報せてくださる人もない。電話も、お留守ばかり。買い物もあったので、ついでと言っては悪いけれど、一軒一軒訪問してお知らせした。
隣組と言っても、なかなかお会いする事がない。新年のご挨拶も抜きで、皆さんもびっくりされたようだ。
 
回覧板を持ってお喋りという事は殆ど無くなっている、ポストに入れるのが殆どではないだりうか。
今はそういう世の中だ。

お勤めの方には夜電話。10軒程の隣組だけれど、訪問していちいちお話するのも案外口も草臥れるし時間もかかる、事が事だけに、疲れも倍増です。    明日の晩、皆さんとお悔やみに伺うお約束をする。
 
隣組も4軒が一人暮らしになってしまった。お互い助け合わないといけませんね。