中多久病院行き。

遅いお昼を食べて、ボーットテレビを見ていたら、電話、小川さんが「今から、幸子さんのお見舞いに行きますけれど、ご一緒しませんか」突然の事で一瞬戸惑ったけれど、あの方の車で行かなければ、行けないので、大急ぎで支度。
2時、迎えに来て下さった車で、中多久の病院に行く。
天山の頂に線をひいたょうに雪が残っている。この前、お墓参りの、車の中からの、天山の頂はもう少し雪があった。今年に入ってから暖かな穏やかな日差しが続く。
今度で4度目、所々の看板は、覚えているけれど、今、どの辺りという、地名は、さっぱりわからないというか、連れて行ってもらえる、という、安心感で、覚える気も無い。30分は掛かっていると思う。時計は、何の為に持って行ったのかな・・・

 
12月始めにお会いした時に比べると、幸子さん、顔色もよく目つきも違う、随分元気になったようだ。今日の日にちもすぐ、答えた、お話の仕方もハキハキ。よかった。とは思ったけれど、「帰りたい」何て言われたら、返事のしょうがないと、内心ヒヤヒヤ、小川さんも、同じ気持ちだったようだ。小川さんは、お母様が、4時半に、デーサービスから、帰られるので、4時少し前、お暇、とても名残惜しそうに、ドアーの所まで、ヨチヨチ歩いて、見送って下さった。また来ると、お約束をして、握手で、お別れ。可哀想と思っても、どうしょうもない。集団生活は、とても辛いと、何度も言われたけれど、他の患者さんと比べて、アレだけ頭がはっきりしていたら、話し相手も無いと思う。
 
車の中で、お互いにユーツな気持ちを払いのけるように、違った話題のお喋り、鶴屋さんの前で降ろしてもらって、小川さんは、ユーターン、私はそこから、歩いて帰る。日が翳って、矢張り冬の風は寒い。