季楽に行く。

午前中、テル子さんは、実家のお墓参りに、妹達と打ち合わせて、出かける。
息子はあちこち戸棚を開けては、不用な物を、ポイポイとゴミ袋に入れる。無闇に買うだけの工具類、固くなったボンド類、スプレー、庭で、整理をしながら、これは燃えないゴミ袋、子供達が使った、彫刻刀まであった。綺麗に整理されて、掃除機入れの戸棚は、スッキリ。矢張り、男の仕事だなーと、有難く、かんしゃ。
 
夕方、テル子さんも帰ってきたので、タクシーで、季楽に行く、本通りを通って、初めて、町のライトファンタジーを見た。随分以前から、バルーンフェスタから、成人式までの、夜の賑わいだったけれど、実際に見たのは、今夜が初めてだ。きらきら輝く、イルミネーションは、夜外出することがないので、眩しい程。都会の夜景も、テレビでしか見たこと無いけれど、もっと色とりどりで美しいことだろう。
 
年末の、家族ずれも多く、季楽は、賑やかだった。
テル子さんは、初めてで、とても喜んでいたけれど、少々食べ過ぎたようだった。胃があまり、丈夫でないので、帰って直ぐ、ベッドに転がり込んで、心配したけれど、1時間程で、ケロリとして、起きてきた。
息子が、帰って来たときだけしか、行かれない、楽しい外食。