1ヶ月たった。

もう1ヶ月、と、いう気もするし、まだ1ヶ月、と、いう気もするし、施設に行けばまだ逢えるような気がするし、とても可笑しな気持ち・・・、なのに、お墓参りに行こう思って、お花を買いに行ったら「これからもっと暑くなるのに、熱中症になりますよ、明日朝早く行ったら」と言われた。今日は最高気温37度とか、お墓の石がぎっしり並んだお寺さんは、たしかに気温が高いような気もする。「そうね、明日午前中にしましよう」あっさり、同意する。「出来るだけ早く、涼しいうちにね」八百屋さんは何時も親切だ。
香田さん(幸子さんの、義兄で、リュウマチで5年程入院中)がとても、具合がお悪いと、きいていたので、幸子さんと、病院で待ち合わせて、お見舞いに行く事にした。頭はしっかりしていらっしやるので、そんなに話して、大丈夫かな、と思うほど大きな声で話された。一人になった幸子さんをとても心配して、「宜しく頼みます」と仰ったけれど、こちらも、宜しく頼みたい、お年だ。待合室で何時までも話しあったけれど、自分の事ばかりで、私は励ますだけ・・・電話と変わらない、違うのは、目の前に、愚痴ばかりこぼす彼女がいると言う事。
夜又電話、「今日は、有難う御座いました。ところで今晩、貴方何食べた?」だって・・・。