病院に行く

土、日、はバスの時間が違うので、乗り遅れてしまった。次を待っていたら、病院行きに間に合わない。仕方ないのでタクシーで、バスセンターまで行く。1時間に1本のバスにあわせるのは、めんどくさいものだ。病室は同じだけど、場所が変わっていた。「お父さん」と、呼ぶと、吃驚した顔をして、にやり、と、笑う、会話がないので、手持ち無沙汰だ。何か話しても、首を、縦に振るか、横に振るか、ただそれだけ・・・私の名前を聞いても、知らない、子ども達の名前を、言っても、解らない。どうしょうもない、行く度に、解らない度!!?は進む。認知症とか、新しい言葉になったけれど、痴呆症のほうが、解り易いのに、何故変えないといけないのかな?呆け。と、云う言葉が、相手に対して失礼だからかしら?「私、最近呆けた見たい」お仲間からも、時々聞く言葉だ、でも「貴女呆けたわね」と、面と向かっては、云わない、これわ、侮辱だ。やっぱり、痴呆症と、いう言葉はいけないかな・・・?言葉がそれてしまった。おやつに、ゼリー状のものをスプーンで食べさせてもらっていた、雛が親鳥から、餌を貰うように、口を開けて待つ「上手に食べますよ」と、看護師さんは、話すけれど、私には、なんともいえない、光景だ。