お父さんの事

6日ぶりに、病院に行った。少しは良くなっているか?もっと悪くなっているか?期待と、不安・・・そっと、病室に入る。ベッドの頭の方が、高くなって、酸素マスクも外されていた。鼻に細いチューブだけ差し込んで酸素を送っている。「お父さん」と、耳もとで呼ぶと、吃驚したような顔を向けた、「解りますか?私」肯いて、にこりとした、こちらが吃驚、こんなに良くなるなんて、考えてもいなかった。子ども達のことを話すと、時々「ああ」と声を出して答える、目もうっすらと涙が見える、何か言いたそうに口も開く、まるで嘘のような、本当の話、施設から、病院に移された時は、もうこれで、最後だと、覚悟をしていたのに・・・人間の、と、いうより、お父さんの生命力そして、医学の力は、たいしたものだと思った「どうなるか解りませんけれど、私にまかせてくださいますか?」と、仰った、先生のお言葉を、あらためて、かみしめた。今は、口と、鼻から、食べ物を入れています。と、看護師さんの話、大変だなー、感謝します。